(通常の使われ方では)使われないと思います。
本来ここでアドグレイスに《Day’s Undoing》が入ったら構築最強!トップメタ!などと言えればよいのですが、《Day’s Undoing》が使用可能になったとしても、これまで同様の(微妙な)立ち位置に収まると思います。
今回「使われない」と考えているのは、例えば単純に「さすがに7枚引けば欲しいもの(コンボパーツ)が手に入るだろう」という風に捉える場合であって、何か特殊な使い方が見つかった場合にはその限りではありません。
「いや、7枚引けば欲しいものはあるだろう」と考える向きもあるかと思いますが、確かにそういうときも間々あるのですが、比較としてモダンで禁止となった、同じく"7枚"カードを見て内2枚を手札に加える《時を越えた探索》を何故以前私がアドグレイスに入れていたかについて少し書いてみたいと思います。
2014年秋頃から2015年初頭にかけて私はメインボードに1-2枚の《時を越えた探索》を入れたアドグレイスを使っており、その使い勝手にはある程度満足しておりました。《時を越えた探索》を何故入れていたかですが、7枚の内2枚手札に加えることによって「欲しいものが手に入る」ことを期待して使っていたのはもちろんですが、実はそのことよりも確実に「手札が1枚増える」ことに重きを置いておりました。確実に「欲しい物を手に入れる」のであれば、《神秘の指導》でよいのであって、それよりむしろ《時を越えた探索》に期待していたのは、手札が増えることにより、BG系のようなリソースを削ってくる相手に対してハンドアドバンテージが取れることを重要視していましたし、実際それが強みではあったと思います。案外7枚見ても欲しいものがないことが間々あったなという感想です。
ただし「それはあなたの感想ですよね」とも言えると思います。別の例で言えば「《深遠の覗き見》で5枚見ても欲しいものはおろか、インスタント/ソーサリーがそもそもない」、「2回マリガンしても《神聖の力線》が見当たらない」となると該当する方が大分増えるのではないかと思います。「《深遠の覗き見》を使えばだいたい欲しいものはその中にあるだろう」ということであればよりマナ・コストの軽い《深遠の覗き見》を初めから使えばよいというのもあります。
冒頭の《Day’s Undoing》の話に戻りますが、私はこの7枚引き直して(しかも手札と墓地も全部混ぜて)というのが、さほどよい結果になるように思っておりません。相手にターンが必ず渡るというデメリットもありますが、アドグレイスの場合には他のコンボデッキと違いインスタントで動けるにしても、マナがかかりすぎてなかなか現実的ではありません。また《時を越えた探索》はBG系に対する耐性を少し付けることができておりましたが、《Day’s Undoing》は返しのターンで《思考囲い》などのハンデスでパーツを落とされ、ハンドを見たことで相手側がプランを練れる状況になりうるなど、逆にBG系に対する裏目も目立ちます。最盛期の《時を越えた探索》ですらMOではコンボ達成までのスピードが落ちるためかアドグレイスに採用されておりませんでしたが、これはさらにそれより厳しいと言わざるを得ません。
現状メインボードに《Day’s Undoing》を投入する気はありませんが、何か《急かし》などではなくアドグレイスと親和性のあるカードと組み合わせることで《Day’s Undoing》特有の裏目(ターン強制終了、相手も7枚引く、実際の行動は相手から)が気にならなくなるのであれば、または特にサイドに投入することで有利になるマッチアップを見つけることができれば、使用することもありえるのではないかと思います。
[参考] 晴れる屋モダン杯 - The Last Sun 2014予選 7th
《時を越えた探索》入り アドグレイス
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD072834/
本来ここでアドグレイスに《Day’s Undoing》が入ったら構築最強!トップメタ!などと言えればよいのですが、《Day’s Undoing》が使用可能になったとしても、これまで同様の(微妙な)立ち位置に収まると思います。
今回「使われない」と考えているのは、例えば単純に「さすがに7枚引けば欲しいもの(コンボパーツ)が手に入るだろう」という風に捉える場合であって、何か特殊な使い方が見つかった場合にはその限りではありません。
「いや、7枚引けば欲しいものはあるだろう」と考える向きもあるかと思いますが、確かにそういうときも間々あるのですが、比較としてモダンで禁止となった、同じく"7枚"カードを見て内2枚を手札に加える《時を越えた探索》を何故以前私がアドグレイスに入れていたかについて少し書いてみたいと思います。
2014年秋頃から2015年初頭にかけて私はメインボードに1-2枚の《時を越えた探索》を入れたアドグレイスを使っており、その使い勝手にはある程度満足しておりました。《時を越えた探索》を何故入れていたかですが、7枚の内2枚手札に加えることによって「欲しいものが手に入る」ことを期待して使っていたのはもちろんですが、実はそのことよりも確実に「手札が1枚増える」ことに重きを置いておりました。確実に「欲しい物を手に入れる」のであれば、《神秘の指導》でよいのであって、それよりむしろ《時を越えた探索》に期待していたのは、手札が増えることにより、BG系のようなリソースを削ってくる相手に対してハンドアドバンテージが取れることを重要視していましたし、実際それが強みではあったと思います。案外7枚見ても欲しいものがないことが間々あったなという感想です。
ただし「それはあなたの感想ですよね」とも言えると思います。別の例で言えば「《深遠の覗き見》で5枚見ても欲しいものはおろか、インスタント/ソーサリーがそもそもない」、「2回マリガンしても《神聖の力線》が見当たらない」となると該当する方が大分増えるのではないかと思います。「《深遠の覗き見》を使えばだいたい欲しいものはその中にあるだろう」ということであればよりマナ・コストの軽い《深遠の覗き見》を初めから使えばよいというのもあります。
冒頭の《Day’s Undoing》の話に戻りますが、私はこの7枚引き直して(しかも手札と墓地も全部混ぜて)というのが、さほどよい結果になるように思っておりません。相手にターンが必ず渡るというデメリットもありますが、アドグレイスの場合には他のコンボデッキと違いインスタントで動けるにしても、マナがかかりすぎてなかなか現実的ではありません。また《時を越えた探索》はBG系に対する耐性を少し付けることができておりましたが、《Day’s Undoing》は返しのターンで《思考囲い》などのハンデスでパーツを落とされ、ハンドを見たことで相手側がプランを練れる状況になりうるなど、逆にBG系に対する裏目も目立ちます。最盛期の《時を越えた探索》ですらMOではコンボ達成までのスピードが落ちるためかアドグレイスに採用されておりませんでしたが、これはさらにそれより厳しいと言わざるを得ません。
現状メインボードに《Day’s Undoing》を投入する気はありませんが、何か《急かし》などではなくアドグレイスと親和性のあるカードと組み合わせることで《Day’s Undoing》特有の裏目(ターン強制終了、相手も7枚引く、実際の行動は相手から)が気にならなくなるのであれば、または特にサイドに投入することで有利になるマッチアップを見つけることができれば、使用することもありえるのではないかと思います。
[参考] 晴れる屋モダン杯 - The Last Sun 2014予選 7th
《時を越えた探索》入り アドグレイス
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD072834/
コメント
アドグレイス的にはこちらのほうが注目度高いかなと思ったのですが
追加で発生した3マナを素直にそのターン中に使おうとすると、マナフラッド時にしかコンボに入れないので、結局神秘の指導の方が勝手のよい場面が多そうです。一枚くらい投入するかもしれません。
闇の誓願は昇天と組み合わせるとおもしろいのですが、それくらい相性のよい使い方を考えられればと思います。
ただ、急かし含め4マナということを考えるとやっぱり微妙感は否めませんね。
ただ、ハンデスに極端に弱いのがこのデッキのきついところなので、リリアナとハンデスでボロボロになった手札を7枚引けるのは悪いだけ…ではないかもしれませんね
リリアナ(+1)耐性の件ともつながりますが、欲しいものが手に入るかではなく、手札が増えるということに着目して採用はあり得るかと思っています。ただしそれはサイド後です。