GP神戸(アドグレイス)
2017年5月31日 Magic: The Gathering コメント (6)GP神戸レポートです。
デッキはメタとか関係なく使いたかったアドグレイスで、リストの他と異なる点としてはサイドボードの白力線をなくし、力線探しのマリガンで結局来なくて負け、来たけど力線以外ダメ、で負けを避けるサイドボードにし、クリーチャーによるオフェンシブサイドボードを各デッキに対して厚く取っています。
そしてメインについては、大霊堂の戦利品を神秘の指導にそのまま替えてエルドラージトロンのチャリス1でも動けるようにしました。偏執狂との相性のミスマッチについては不問にしています。また白青占術土地も多めに取りサイドボード後にドロースペルを抜いても安定するよう、メインの速度を犠牲にしても採用枚数を多くしています。
【結果】
day 1 6-3
R1 bye
R2 エスパートークン ○○
R3 ドルイドカンパニー ○○
R4 フェアリー ○✕✕
R5 タイタンシフト ○✕○
R6 バーン ✕○✕
R7 マーフォーク ○○
R8 バーン ✕○✕
R9 ドルイドカンパニー ○○
day 2 0-1 drop
R1 死の影ジャンク ✕✕
【感想】
初日の一戦目からお互いダブルマリガンで始まり、全体を通じて双方の動きが芳しくなく、勝ったマッチもこちらが少し早く動けたから勝てた、というのが正確なところかと思います。明確に有利と言える相手はタイタンシフトくらいでしたが(他に有利なのは発掘、白青コン、死せる生くらい?)、これも大分ヒヤヒヤしながら相手をしていました。バーンは先攻を取られて睡蓮の花キープだと普通に4キルされることがあり、やや不利です。全体のマッチング自体はまあまあだと思いますが、3キルデッキのドルイドカンパニーに二回とも勝てたのは収穫です。
またデッキリストについては、畏敬の神格はグリクシス死の影、貴族階級の嘲笑は白赤コントロール、神秘の指導はエルドラージトロン、思考囲いは主に各種エルドラージ(難題の予見者)、ハーキルの召還術は言わずもがな親和への対策カードでしたが、いずれにも当たらず、サイドボードもどこまで適正だったか検証が不十分な結果に終わりました。
しかしながら「メインの神秘の指導が大霊堂の戦利品だったら間に合った」というマッチもなく、サイドボードのドルイドカンパニー、ストーム(当たりませんでしたが)、そしてバーンを意識した集団的蛮行が非常に活躍し、かつ「もしこれを入れていたら」というマッチもなかったため、白力線なしでのサイドボードとして概ね間違っていなかったのかもと思っています。サイドの畏敬の神格は一枚死の影とBG系ともに対応できるエルズペスに替えた方がオールマイティになるとは思いましたのでこの路線でいくなら修正したいところです。
デッキはメタとか関係なく使いたかったアドグレイスで、リストの他と異なる点としてはサイドボードの白力線をなくし、力線探しのマリガンで結局来なくて負け、来たけど力線以外ダメ、で負けを避けるサイドボードにし、クリーチャーによるオフェンシブサイドボードを各デッキに対して厚く取っています。
そしてメインについては、大霊堂の戦利品を神秘の指導にそのまま替えてエルドラージトロンのチャリス1でも動けるようにしました。偏執狂との相性のミスマッチについては不問にしています。また白青占術土地も多めに取りサイドボード後にドロースペルを抜いても安定するよう、メインの速度を犠牲にしても採用枚数を多くしています。
【デッキリスト】
1《真鍮の都/City of Brass》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《宝石鉱山/Gemstone Mine》
1《島/Island》
2《平地/Plains》
4《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
20 Lands
1《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
5 Creatures
4《むかつき/Ad Nauseam》
4《天使の嗜み/Angel’s Grace》
1《稲妻の嵐/Lightning Storm》
3《否定の契約/Pact of Negation》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
4《血清の幻視/Serum Visions》
4《手練/Sleight of Hand》
4《ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife》
4《睡蓮の花/Lotus Bloom》
4《五元のプリズム/Pentad Prism》
35 Spells
60 Mainboard Cards
2《畏敬の神格/Godhead of Awe》
2《墓所のタイタン/Grave Titan》
1《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
2《摩耗+損耗/Wear+Tear》
1《貴族階級の嘲笑/Patrician’s Scorn》
2《思考囲い/Thoughtseize》
3《集団的蛮行/Collective Brutality》
15 Sideboard Cards
【結果】
day 1 6-3
R1 bye
R2 エスパートークン ○○
R3 ドルイドカンパニー ○○
R4 フェアリー ○✕✕
R5 タイタンシフト ○✕○
R6 バーン ✕○✕
R7 マーフォーク ○○
R8 バーン ✕○✕
R9 ドルイドカンパニー ○○
day 2 0-1 drop
R1 死の影ジャンク ✕✕
【感想】
初日の一戦目からお互いダブルマリガンで始まり、全体を通じて双方の動きが芳しくなく、勝ったマッチもこちらが少し早く動けたから勝てた、というのが正確なところかと思います。明確に有利と言える相手はタイタンシフトくらいでしたが(他に有利なのは発掘、白青コン、死せる生くらい?)、これも大分ヒヤヒヤしながら相手をしていました。バーンは先攻を取られて睡蓮の花キープだと普通に4キルされることがあり、やや不利です。全体のマッチング自体はまあまあだと思いますが、3キルデッキのドルイドカンパニーに二回とも勝てたのは収穫です。
またデッキリストについては、畏敬の神格はグリクシス死の影、貴族階級の嘲笑は白赤コントロール、神秘の指導はエルドラージトロン、思考囲いは主に各種エルドラージ(難題の予見者)、ハーキルの召還術は言わずもがな親和への対策カードでしたが、いずれにも当たらず、サイドボードもどこまで適正だったか検証が不十分な結果に終わりました。
しかしながら「メインの神秘の指導が大霊堂の戦利品だったら間に合った」というマッチもなく、サイドボードのドルイドカンパニー、ストーム(当たりませんでしたが)、そしてバーンを意識した集団的蛮行が非常に活躍し、かつ「もしこれを入れていたら」というマッチもなかったため、白力線なしでのサイドボードとして概ね間違っていなかったのかもと思っています。サイドの畏敬の神格は一枚死の影とBG系ともに対応できるエルズペスに替えた方がオールマイティになるとは思いましたのでこの路線でいくなら修正したいところです。
コメント
私はGP神戸に大霊堂の戦利品型で出て6-5でした。
おっしゃる通り、大霊堂の戦利品はチャリスX=1が刺さるのがツラいですね。
神秘の指導型はあまり実戦経験がないので、試していこうと思いました。
サイドボードについても、神聖の力線は必須だと思っていましたが、最近は昔ながらのジャンドが減っていて死の影が隆盛しているので、畏敬の神格など別の対策の方がハマるという事でしょうか。参考になります。
神秘の指導については、4マナという重さが敬遠されがちなのですが、戦利品はリスクも大きいですし、指導霊追放のリスクを回避するために一ターン待ってからキャストしなければならないなど、結局のところ一長一短で大霊堂の戦利品が圧倒的に強いということもないと思っています。戦利品は無理がきく反面、思わぬ負けももちろんあります。
> サイドボードについても、神聖の力線は必須だと思っていましたが、最近は昔ながらのジャンドが減っていて死の影が隆盛しているので、畏敬の神格など別の対策の方がハマるという事でしょうか。参考になります。
オフェンシブサイドボードについては、それぞれ下記のような特性があると捉えております。
黒タイタン…BGx向け、リリアナ耐性あり
エルズペス…BGxおよびBG死の影向け、リリアナ耐性あり、小マイナスが特にパワー4以上のみの死の影向け
畏敬の神格…グリクシス死の影向け、リリアナ耐性なし、出せば死の影が即死、タシグル・アンコウが1/1に、頑固な否認が効かない
神聖の力線については私としては今は枠の関係上入れにくいと思っています。神聖の力線+オフェンシブサイドボードを取る方もいらっしゃいますが、記載したようなデッキにあったフィニッシャーを力線に加えて複数枚取ることは難しく、力線4枚と+1-2枚フィニッシャーを入れるくらいしかできないはずです。サージカルを考えると力線が来るまでマリガンですが、それだと負けることも多くなってしまうと思います。
力線を入れない本当の問題点は専用オフェンシブサイドボードがさほど有効でない相手からの殺戮遊戯やハンデスかと思います。例えば死せる生や白黒トークン、黒入りの白日スケープシフトです。なおもともと緑入りのバーンに対して白力線はさして有効でないと思いますので、私は本文の通り蛮行で対応しています。
とても読みごたえがあって、感激です。
大霊堂の戦利品は確かにリスクと背反ですよね。
これのおかげで勝った試合もあれば、負けた試合も山ほどあります。
神秘の指導は重さがネックですが、確実性があるので試してみようと思います。
オフェンシブサイドボードは主にBG系向けですね。
アブザンに対しても入れていますか?
石のような静寂を張られるとマナが出なくて辛そうです。
神聖の力線+オフェンシブサイドボードが同居難しいこと、同意します。
サイドの枠の問題もありますし、あまりサイドチェンジしすぎても本来のデッキの強さが損なわれるリスクがあります。
バーンに対して神聖の力線がそれほど強くない事、分かります。
火力に対しては非生である程度対応できているので、問題は大歓楽なんですよね。
結局速さ勝負なので、サイドチェンジした分こちらのコンボ率は下がるというリスクを抱える事にもなります。特に神聖の力線をトップした時の弱さたるや。
> 石のような静寂を張られるとマナが出なくて辛そうです。
はい、アブザンジャンクにも入れます。
静寂があるので解呪系も二枚ほど入れます。
抜けるのは青パクト3枚と手練1、五元1とかかと思います。
アブザンジャンクとグリクシス死の影は厳しいですね。
なお今日も神秘の指導3型で大会に出ましたが、
早めのデッキばかりに当たっても重くて使い物にならないというほどではありませんでした。
色々と教えていただき、ありがとうございます。
またやり取り出来ると嬉しいです。
改善点や実はこんなカードがすごい、などありましたら教えてください。